|
「ならっぷ」という言葉の響きから、なんとなく奈良の布、和風というキーワードを思い浮かべていただければうれしいです。奈良の布といえば昔は地場産業の粗目織物「奈良蚊帳」が有名でした。私どもも奈良まちの蚊帳製造業が出身です。
蚊帳は昭和30年代前半(〜1960)くらいまで生まれの方なら懐かしく思い出されることでしょう。どこの家でも夏の夜の必需品でした。蚊帳が役に立ったのは家のつくりが縁側などあって開放的だったこともありますね。「ならっぷ」の原点は、粗目織物の蚊帳。今の暮らしにも粗目織物はいろいろお役に立っていますが、もっと和生活のよさも掘り起こして行きたいと願っています。
農作物を霜や冷害、虫や光などから護る寒冷紗、それも蚊帳の用途開発から誕生したものです。こちらは現在もたくさん使われていて、私どもにとっては40年にもわたるロングラン製品となっています。私どもではこれとは別に、染織専門メーカーの技術と設備を生かし、寒冷紗のクロスにデリケートな色を加えて、カラフルで華やかなお花やギフトのラッピング用資材も生み出しました。これに不織布への加工製品も加えて「マルラップ(R)」ブランドを確立しました。
奈良蚊帳からギフト包装のマルラップ(R)へ約15年が経過しています。けれどマルラップの「洋」では絶対に表現できないものがあることにハッと気づかされました。それが「和!」なのです。今の世の中に欠落しているもの、忘れ去られているもの、沢山あると思います。古きよき時代へ、「奈良蚊帳から 和の中へ」。「洋」では演出できない温もり、和み、安らぎを求めて私たちは「ナラップ(R)」ブランドを立ち上げました。
抄繊糸を和風の渋めの色調に染め蚊帳の織機で織った紙布、これをタペストリーや、テーブルセンター、壁面装飾やパーテーション用として提案。家庭用としてはタペストリーの組み合わせもできる、奈良まちからの絵手紙風ポストカード「墨の風」などもオリジナルで用意しました。また昔おばあちゃんが蚊帳の端布を重ねて手縫いしていた「ふきん」なども再現してみました。「ホッとする奈良」からの、和・生活を提案できる布、それが「ならっぷ」と位置づけています。
この通信販売は「ほっと・なら」にこだわり続けていきたいと思います。蚊帳があったころの開放的な和・生活、今の生活の中でそれを再現するのは難しいけれど、和洋折衷で、心と心のかよい合う「ほっと」する空間演出をお手伝いしたいと考えます。祖父母と孫の写真あり、お友達同士の写真あり、それをタペストリーや、絵手紙にして互いに贈り合い飾りあう暮らし方。このサイトでは、「こんな心のコミュニケーションしているよ」といった情報交換の場にもなることを願っています。
|