ならっぷについて
コンセプトムービー ロングバージョン(音楽が流れます)
今もいにしえのたたずまいを残す、ならまち界隈。
かつて奈良は蚊帳の一大生産地でした。1930年(昭和5年)蚊帳製造業で産声をあげた丸山商店(現・丸山繊維産業)もそのひとつ。
複雑な蚊帳を縫う専門の縫製職人さんが多い時には50人もいました。しかし時代とともに蚊帳を使う家庭も少なくなり、蚊帳製造も衰退、
かつて蚊帳を作っていた会社も業種転換を余儀なくされ、次々と姿を消していきました。1965年(昭和40年)そんな中、蚊帳製造から、
農業用寒冷紗(虫や光から農作物を守る粗目織りの覆い)製造へ業種転換し、蚊帳の粗目織りの一貫生産できる技術を継承して丸山繊維産業が誕生しました。
現在も寒冷紗のほか、自動車基布(吊り布)、床材・防水布、ギフト資材などを製造、販売しています。
ならまちへの想い、そしてこだわり。蚊帳織りの優しさ、素材の温もりを今ふたたび取り戻したい…。
奈良で蚊帳生地の織染が一貫生産できる会社が少なくなる中、かつて奈良で作られていた蚊帳の伝統に対する思いが強くなっていきました。
奈良蚊帳の伝統を取り込みながら新しい感性で商品を生み出し、人々の生活に潤いを与え、そして蚊帳織りの良さ、優しさを伝えていきたい。
そんな想いから、アンテナショップ、ねっとわーくギャラリーならっぷ(R)はスタートしました。
ならっぷ(R)は奈良蚊帳の粗目織物を基礎に奈良ものデザインで日常のライフスタイルに活かせる上質な商品づくりと奈良の文化価値創造を目指しています。
ここに1枚の絵があります。
日本では無名の画家、とご自身でおっしゃっておられた画家の恵中三市蔵さんという方の作品。
25年前に初めてお会いし、見た事もない表現方法、色使いの絵画たちに衝撃を覚えました。以後、何度かお会いさせて頂くうちに、何ものにもとらわれない自由な遊び心、
鮮やかな色、激しい筆跡から伝わってくる強いメッセージ、生き様に深く感銘いたしました。そしてその感動、その想いが、そのまま店づくり、商品づくりに反映されています。
色とりどりの蚊帳織りでできた『蚊帳の夢(R)ふきん』、奈良の作家さんとのコラボ商品が人気の『ふすま地ブックカバー』など、遊び心と感性あふれる商品を多数取り揃えております。 お客様にワクワクと癒しのひとときを過ごしていただけるよう、これからもチャレンジしてまいります。